好きっていうまでは
歩いていると、痛みが急にはしった。

「いっ…!」

私は、その場でしゃがんでしまう。


「彩華?大丈夫?」

「うん。なんでもない」


「なんでもなくねーだろ。足、腫れてんぞ。

どうしたんだ?これ」


「体育祭前日に階段から落ちちゃって、それで…」

「は?それで今日走ったの?」

「うん。みんなに迷惑かけれないし。」


「ばかか!なんで、そんな足で走ったりなんかすんの。

迷惑とか、そんなんどうだっていいよ。

自分の心配しろよ…」


私は神木くんに、お説教されてしまった。

< 45 / 252 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop