好きっていうまでは
俺、芝ちゃんに好きって言われたい。
大好きって、一緒に居たいって思われたい。
だから、俺は正直に告白した。
多分…いや、絶対断られるけど。
てかまず、付き合ってっつっても、意味わかんなそうだし。
え?とか言ってきそう。
「え?」
案の定そうだった。
んで、付き合うの意味教えても、
断っといて、地味なのにこんなこと言ってごめんとか謝ってきて…
「いいえ。無理です。ごめんなさい。
私みたいな地味な子がこんな事言うのも悪いんですけど…」
俺は思わず笑ってしまう。
思った通り。
「でも、俺あきらめないし、できない」
俺は強引に自分の気持ちを押し通した。