好きっていうまでは
私は宿題を進めながら考えていたら、インターホンの音。
誰かな。
私は、インターホンの受話器をとる。
「はい。」
『神木るいでーす!』
え?なんで神木くんが!?
私は慌てて、扉を開ける。
ガツッ。
「ってぇ〜。もうひどいな彩華。」
私は勢いよく開けすぎて、神木くんの顔にドアを当ててしまった。
「ご、ごめんなさい!」
「いいよ!」
「それより…なんでしょうか」
「会いたくなっちゃった」
ただ1言それだけを言われた。
会いたかったということでしょうか。
でもまだ、たったの1週間しか経ってないのに。
私は、とりあえず神木くんを家に入れた。
「片付いてないですけど…」
「全然綺麗じゃん。てか、彩華っぽい!」