好きっていうまでは
冷たい麦茶を出す。
「夏休みなんか予定あるの?」
…予定。あ、海だ。
「奈央と海に行く」
「えー!いいなぁ!」
「あ。良かったら行きませんか?
丁度誰かを誘おうとしてたので」
…この沈黙はなに。
嫌なら断っていいのに…
「え?まじで?」
「神木くんさえよければ。」
「行く!絶対行く!」
「は、はい。奈央に伝えとく」
喜んでる。ふふ。なんか…犬みたい。
御主人に遊んでもらって、しっぽを振ってすごく嬉しそうにしてる。
なんかそんな感じ。