好きっていうまでは
恋の相談
カッカッカッと、黒板の白い文字が書かれる。
私は、学校に補習しに来ていた。
ほぼ毎日、同じ人ばかりなのに。
教室に入った瞬間驚いた。
「彩華じゃーん!おはよ!」
奈央だった。
「しー。静かにしないと。
なんで、奈央がここに?」
「彩華ってば、連絡しても短い返信しかしないから、心配になってさ。
だから、補習きてるのかなーって!」
奈央は私の心配を…。
なんか…嬉しい。
「ごめん。私、メールの返信素っ気ないってよく言われる。」
「彩華のことだし、なんとなく予想ついてたんだけどね!
それより、今日はあたしの家にいこ!」
えっ?
私は、補習室から引っ張り出された。