好きっていうまでは
花火とキス
「いいじゃーん!ね?お母さん!」
「いいねぇー。もう、他の男が目移りしちゃいそう。」
「いや。それは言い過ぎかと…」
いよいよ、夏祭り当日。
奈央は、片原さんを誘う前に、片原くんから誘われたらしい。
「じゃ、楽しんできてね〜」
私たちは、待ち合わせ場所に向かった。
「成功…するかな?」
「大丈夫!奈央、すごく綺麗だから」
「そう?ありがと。
あ、あれ相原と、秋じゃない?」
待ち合わせ場所を見ると、仲良く話してる2人の姿が見えた。
まだこっちに気づいてないみたい。