好きっていうまでは
私はお祭りの時のことを話した。
「えーー!それ本当なの!?」
「ちょ、な、奈央!声が大きいよ!」
みんなの視線がこちらにむいてた。
「ごめんごめん。てか、あいつそんなことすんのー?」
「ううん。いつもは優しいし、なんでもしてくれるよ?
あんなこと初めてっていうか…」
「それってさ…」
「彩華ー!おはよ!」
奈央が言いかけて、神木くんがきた。
タイミング悪いなぁと奈央は少し怒ってた。
「おはよう」
「今日ひま?暇なら俺と遊ばない?」
「ううん。ごめん。今日は無理」
「えぇ!そんな事言わずにさ!」