絶対に惚れさせてやる【非公開】
『皆さんお早うございます。
先生は明日から休暇を貰いました。少しの間、病院にお世話になります。
来週からの数学の授業は1年C組と仲良くやってくださいね?
白江より』
「………」
「マジか〜、そういや白江先生入院するとか言ってたなぁ〜」
「いつごろ戻ってくるんだろうねぇ〜?」
「まぁどうせ学年が上がったら担任かわるけどな」
「でもまだ夏だよー?冬まで1年C組と合同?」
ピクッ
朝から早々、黒板の文字を読んで絶句していた私は
クラスメイトの会話に反応する
そして……
……冬まで…1年C組と?
「そんなの絶対却下に決まってるでしょぉぉぉぉ!!!!」
思わず叫んでしまっていた…
「うわっ!びっくりしたぁ〜…
紗ちゃん大丈夫!?」
「「「ひっ、飛鷹さん!!////」」」
私の声に小さくビクついた女の子と、いきなり“気をつけ!!”の姿勢をとる男子達
…びっくりさせちゃった
「…ごめんね?」
クルリと振り向いて焦り気味で謝っているところへ
「紗…あんたの声廊下まで響いてたよ…」
「紗ちゃんどぉーしたのぉ?」
さっき私が置いて走ってきた2人が教室に入ってきた