絶対に惚れさせてやる【非公開】



「あれれー?翔、彼女さんだったの?」



瀬上の後ろからヒョコッと顔を出した篠宮と呼ばれていた女の子に




「そんなわけ絶対ないから

彼女じゃないから」






と全力否定する




「え?違うの?

まさか翔…」




「ん?」




「あんたの片想いとか?」




「んー、まぁそんなとこ」






………はぁぁぁ!?






「それもありえないから!

篠宮さんだよね?


私とコイツは今日話したばっかり。そんな関係微塵もないから!」






コイツっ!



またもや篠宮さんに全力否定しながら隣で呑気に立っているデカイ男を睨みつける





…とんでもないやつと関わってしまったかも






「へ…へぇ?


でもまぁ一緒に帰るんなら仕方ないね。私は美羽とかと帰るわー!」





じゃね☆と嵐のように過ぎ去った篠宮さんに驚きながらも一安心した











「…何好き勝手に発言してるの?」



「めんどかったし」



「そういう問題じゃないの

こっちの迷惑も考えて」




「うーい」










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