絶対に惚れさせてやる【非公開】
「だからいらないよ!」
「無理。俺もいらねぇーし。
食べねぇなら食わせる」
全力拒否してるのに無理矢理食べさせようと、1口分のアイスをすくったプラスチックスプーンを近づけてくる
「わわわわ
分かった!貰う!貰うから自分で食べさせて!」
諦めた私はスプーンが口に突っ込まれる前に、自分からアイスのカップを奪い取る
瀬上の手を空いてる左手でガシッと受け止め
「いれて!」
と右手のカップに視線を送る
「……」
「な…なに」
瀬上はじーっと私の顔を見下ろした後、右手に持っているスプーンをカップに移動させる
ホッと一息ついた時だった
「うぐっ!?」
「…ちょろすぎ」
ムッカァァァァ
「なにふんのほっ!!」(何すんのよっ!!)
いきなり口にアイスを突っ込んだ後
瀬上は勝ち誇ったような笑みを浮かべていた