絶対に惚れさせてやる【非公開】






「アップ、グラウンド5周3分以内!

走り終えた人からボールをとって2人1組でパスの練習


始め!」





「「「うす!!」」」






部員が走ってパスの練習をしている間にスクイズの中身を確認して人数分のタオルを用意しないといけない







「暑い」




6月なのに容赦なく照りつける太陽は汗だくにさせて皆の体力を奪っていく






仕事の量はハンパないけど、マネージャーは1人しかいないから仕方ない





元は4、5人いたのに、仕事がキツイからと言ってくれる人がやめてしまった女子達







「……顧問は来ないし」






文句を言いながらタオルの枚数を数えている時だった…













「彰く〜ん♡

頑張ってぇ!!」













可愛らしい声がグラウンドの外から聞こえてきた










「「「え!!??」」」








私を含め、サッカー部のほぼ全員が声のした方に顔を向けると…






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