絶対に惚れさせてやる【非公開】
「…えっ
あ…ああ…
そんな風に見えたから……違うかったか?」
たじろぐ彰の言葉に
どこをどう見ればそう見えるんだという疑問が生まれる
「そんなわけないでしょ」
…そう私が言葉を発する前に
「…まぁさっき抱きしめられたしね、先輩」
「…っ!!!」
瀬上がとんでもない発言をぶちかました
「…抱きしめられた??」
「ん、ジェットコース…
「瀬上、ちょっとこっちおいで」
………」
「……紗?」
ズルズルと瀬上を引きずって行く私に怪訝な表情を見せる彰
そんな彰に
「萌亜先輩と先に食べに行ってくれる?
私達もすぐ行くから」
「……あ…ああ」
ニッコリと笑みを向けて店への移動を再度促した
「………センパイ…服伸びる」
「……」
このとんでもない後輩の袖を思いっきり引っ張りながら……