絶対に惚れさせてやる【非公開】

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「………で？」




「……ふぁぁ〜」





目の前で呑気に欠伸をする瀬上を下からではあるが思いっきり睨みつける





「…なんでそんな怖い顔してんの？」





「…なんで？


アンタそれ本気で言ってんの？」




「だって俺悪いことしてねぇし」




「は？


…したよね？
…しかも言いかけたよね？彰に」




「…なんのこと」





……くたばれ、この男！






「…ヴんんっ！」




1度咳払いして、込み上げてきた怒りを紛らわせる






「……じゃあ聞くけど




ジェットコースターでのふざけたマネは何なの」





「抱きしめたこと？」



「当たり前でしょ」



「怖くなかったでしょ？」



「………は…は？」





……若干私は焦り気味


だって…



瀬上がなんで私を抱きしめたか知ってるから





「抱きしめたら怖くねぇと思ったんだよ

どうせセンパイ無理してたんだろ？
俺達のために」





……ほら




やっぱり瀬上は気づいてた…







私の気づいて欲しくない……だけど、少しだけ気づいて欲しいと思っていたことに…







「……っ」