絶対に惚れさせてやる【非公開】
コツンッ
「……へ?」
額に固いものが触れて思わず目を開ける
「…っ!!!?」
すると目の前には瀬上の整った顔がドアップであり
「…フッ…センパイ目ぇ瞑って何期待してたの?」
カァァァァァァ//////////
ニヤッと意味ありげに口角を上げた瀬上に顔が熱くなり.赤面したのが自分でも分かった
「……
「次の人どうぞ?」
瀬上がそんな私に何か言おうと口を開いた時
係の人がニッコリと笑みを貼り付け
どう見てもムカついている表情をして声をかけてきた
瀬上がゆっくりと私の額から自分の額を離す
この係員、絶対(リア充爆発しろ)って思ってるに違いない
表情で物語ってる
……誤解なのに
「…行くよ」
恥ずかしさに耐えきれなくなった私は
離れた瀬上から逃げるようにして
『ホラーブース〜恐怖の館〜』と書かれた入口にズカズカと踏み込んでいった
「……怖くて俺に抱きついてきても知らねぇーよ?」
後ろで瀬上がそんな言葉を呟いていたとも知らずに…