絶対に惚れさせてやる【非公開】




「……で、」









何か言うと思ったら、瀬上は上半身の正面をこちらに戻し


両肘を自分の膝の上に載せて、自分の顔を私の顔の高さまで下げた






「…どーする?」





「……は?」






…全く意味が分からない






「…何?急に」




「ジンクス」




「……はぁ…」





ダメだ…私の小さな脳では言葉の意味が理解出来ない





「…はぁ」





そんな私に小さくため息をついた瀬上は、今度は私でも分かるように丁寧に事を伝えてくれた












「……で、


もうすぐ屋上だけど、この観覧車に乗ってる俺達はどーする?って聞いてんの」













……妖艶な笑みを浮かべて




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