君が救ってくれた

暁｢んじゃ、カンパーイ！！
今日が初めての家族そろっての食事だな
」

焼肉屋についたと思ったら
早々と乾杯をし始めた

楽しそうだな


暁｢いっぱい食えよー｣

兄弟を見ると早速注文をしていた
上2人は成人をしているようで
酒を頼んでいた

碧｢輝蘭は、何か飲む？｣

輝蘭｢ウーロン茶｣

碧｢すいません、ウーロン茶２つ｣

店員｢かしこまりました｣

輝蘭｢ありがとう｣

碧｢どーいたしまして｣

彪｢俺のは頼んでくれないのかよ｣

碧｢あ、忘れてた。ごめん｣

彪｢すんませーん、ウーロン茶1つ｣

美々｢ふふ、仲がいいのね｣

普段はそんな笑い方しねぇくせにな
鳥肌が立つ

美々｢輝蘭は何食べる？｣

輝蘭｢何だそれ？素じゃないだろ｣

美々｢え？｣

6人の視線がこっちを向いている
もしかして今の口に出していたのかも
しれない
どーすっかな

輝蘭｢言っちゃったもんは仕方ねぇか｣

空｢どうしたの？いきなり｣

美々｢入学式疲れちゃった？｣

暴力女がうちに優しく触れてくる

輝蘭｢気持ちわりぃんだよ
触んな｣

ドスの効いた声を出して

思いっきり振り払った

雷｢おいおい、落ちつけよ｣

美々｢そうよ、ね？｣

輝蘭｢ははっ。いつものはどーした？
いつもはそんなんじゃないだろ？
この人達の前では流石にできないか？」

美々｢いい加減にしなさい｣

輝蘭｢母親ヅラしてんじゃねーよ！｣

イラつきが頂点に達したのだろう
気づけば店を飛び出していた