さよならリミットブルー
会いたかった?
碧人くんがわたしに?
ただそれだけのために、自ら罠にハマるようなことをしたの?
深い意味があるかないかなんて碧人くん本人にしかわからないことだけど、その真意が気になって仕方がない。
今にも飛び出しそうなほど激しく揺れる鼓動のせいで再び心臓が痛くなった。
「それって………」
わたしがこんなにも動揺するのは、碧人くんに対して“そういう”気持ちを持っていたんだと気づいてしまったせいだからなのか。
認めたくないけど、認めざる終えない状況まで追い込まれている。
「それってどういう意………」
『ーーまもなく当遊園は閉園時間となります。
またお越し頂ける日を心よりお待ちいたしております。
本日はご来園ありがとうございました』
「あっ、もうそんな時間か」
「へっ!?」