さよならリミットブルー
「じゃあチケットあげて正解だったね!」
「は?正解なわけないだろ。俺と北上さんを2人きりにさせておいて」
ゔっ……。
そんな不機嫌そうな顔をしないでよ。
わたしだって一応反省してるし、一応。
「あっ!あそこにちょうど素敵なパワーストーンのお店がある〜」
これ以上怒られるのはごめんだ。
遊園地の出口近くにある小さなパワーストーンのお店を見つけ、逃げるように指を差した。
「お、おい!俺の話はまだ………っ」
「よし行こう。今すぐ行こう!」
今度は立場が逆転して、わたしが強引に碧人くんの腕を引っ張った。