キミ依存症


でも時間が経つほど、私の頭の中で疑問が浮かび始めた。




一体、私と彼の関係は何なのだろう。



この関係に、どのような名前を付ければ良いのだろう。


恋人同士ではないのは確かだった。

恋人同士でも、セフレでもないこの奇妙な関係。



それに私たちは一度も言葉を交わしたことがない。

同じ高校のはずなのに、高校では会ったことがない。


本当に同じ高校なのか?

どこの誰か?
気になり始めてはいるものの、今更聞けるわけがなかった。



わからないことだらけの中で、唯一わかっていること。





私は彼のキスに依存しているということだった。


< 7 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop