鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語
「あ、ほら、おっきいんだってば!
も~、また半分になったぁ!」

手元に戻ってきたパンは、見事に半分になっていた。
あ~あ、楽しみにしてたのに。

受け取ったパンを、仕方なくかじる。
どうして瀬田ってば、人の物、こんなに食べちゃうかな?

チョココロネも、コロッケバーガーも。
どうしていつの間にか半分こ?

食べたいなら、自分の分を買えば良いのに。
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