鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語
「文化祭へようこそ。
楽しんでるかな?」

「うん!
楽しいよっ!」

二人は声を合わせてそういった。
息ぴったりだ。

「よしよし、じゃあね、魔女さんが、二人にプレゼントをあげるからね?
ほかの人には秘密だよ?」

あたしは、先日ありさからもらった、ありさのクラスの喫茶店の、ドリンク一杯無料券を二人に一枚ずつ、手渡した。


「わぁぁ! 魔女さん、今の魔法?!」
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