鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語
「ごめん、遅くなっちゃった!」
「よかった、ありさ、心細かったよ!」
「ごめんね。はい、これ」
ありさが差し出したのは、ピンクの花束だった。
可愛くラッピングされている。
「急だったから、こんなんだけど……
もってって?」
「ありさ……?」
不思議そうな顔をするあたしに、ありさが笑った。
「よかった、ありさ、心細かったよ!」
「ごめんね。はい、これ」
ありさが差し出したのは、ピンクの花束だった。
可愛くラッピングされている。
「急だったから、こんなんだけど……
もってって?」
「ありさ……?」
不思議そうな顔をするあたしに、ありさが笑った。