鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語
「あ、さっきの魔女さん!」
「どうして花嫁さんになってるの?!」
「あ、君たち……」
さっきのちびっ子たちが、駆け寄って来た。
「やっほー。楽しんでる?」
うん! と、二人。
女の子は、じっとあたしを見上げている。
「魔女さん、可愛い花嫁さんになったんだね!
魔法??
あたしも、可愛い花嫁さんに、なれるかなぁ?」
キラキラとした瞳で、あたしを見つめる可愛い瞳。
ふふふ、いいなぁ。