鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語
「だな」

隣にいた瀬田が、同意した。
こいつも子供は可愛いんだな、意外というかなんというか。

「いつか、あんなかわいい子が欲しいな?」

「え? そうだね?」

「お前、言ったからな?」

「言ったけど、なに?」

そりゃあ、いつかはあたしだって自分の子供が欲しいよ。
それにしたって、どうしてこいつに確認されないといけないんだか。
< 167 / 246 >

この作品をシェア

pagetop