鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語
「立花は、本当にしょうがね~よな」

ははは、と瀬田が笑って、あたしの髪をかき混ぜる。

「だから、やめてってば!」

人の髪はぐしゃぐしゃにするし、人のパンは食べちゃうし。
何回こんなことやれば気が済むのか。

「あんたがしょうがないのよっ!
ね? ありさ、ひどいでしょ?」

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