鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語
「なにそれ知らない!」

「お前は本当に、自分の嫌なことはとことん聞かないか忘れるのな?」

ははは、と笑いながら、手を引く瀬田。

さっき付き合うことになって、手を引かれて、ドレス姿で、抱きしめられて、キスされて……。
あたしも瀬田が好きなんだって気がついて……。
短時間でいろいろありすぎ。
あたしはドキドキとくらくらで倒れちゃいそうなのに。
こいつは平気そうだなぁ。
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