鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語
ありさが持ってきてくれた荷物をロッカーにしまって、お礼を言って。
あ、そうだ、と思い出したかぼちゃバックを開けた。

「キャンディ一杯あるよ? 食べる?」

「わ、ホントだ、一杯!
もらおうかな」

ありさは一つ選んで、ぽいっと、口にキャンディを放り込んだ。

「あ、そういえばね」
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