鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語
「そういえば俺たちもお化け屋敷が忙しくてカップルコンテスト見てないもんな」

「ほかのクラスだって、そうだよ?」

「や、無理。
無理だよ、只でさえ舞台に上がるの恥ずかしいのに、何言ってるの?」

「ほら、でも実際してたし?」

ありさは笑顔でそう言った。

「あれは、瀬田が、勝手に……」

思い出して、顔が火照る。
あぁぁ、もうっ!

やっぱり厄日!


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