鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語
さっきの司会者が、相変わらず賑やかに会場を沸かせている。
それから、ダンス、演劇、カラオケ、色んな出し物が次々に繰り広げられる。
舞台袖も大忙しで、色んな人たちがあたしと瀬田の前を、忙しそうにいったり来たりしていた。

やることもないので、袖から舞台の出し物を、瀬田と並んで眺めていた。

「結構面白いね、みんな、すごいね」

「だな」
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