鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語
勇気を振り絞って
着替えるために、そのまま教室を目指す。
手を握られて、薄暗い校内を二人で歩く。
「あの、あのね、瀬田……」
「なに? 美空」
先を行くタキシード姿の瀬田が、どうしてか本当に王子様に見えた。
「好き……だよ?」
手を握られて、薄暗い校内を二人で歩く。
「あの、あのね、瀬田……」
「なに? 美空」
先を行くタキシード姿の瀬田が、どうしてか本当に王子様に見えた。
「好き……だよ?」