鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語
「今日だけじゃないよな?」

「確かに。いつもこんな調子だよね?」

「気づかないのは立花本人だけ。か」

クラスメイトの話し声が聞こえる。

「え?
鈍すぎるお前の方がバカ」

「何よ、もぅっ!」

頭をグシャグシャにかき混ぜられて、それを文句言いながら手櫛で直して。
< 244 / 246 >

この作品をシェア

pagetop