鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語
喫茶店での時間

「あらぁ瀬田君!
お久しぶり!」

いつもは裏口から入るのだけれど、今日は瀬田も一緒だから店の入口から入った。
お母さんが、笑顔であたし達を迎えてくれた。

「さ、座って座って、ここでいいかしら?」

「問題ないっす!
お久しぶりです!」

カウンターの隅に並んで腰掛けて、瀬田はお母さんに挨拶した。
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