鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語

「ありえないんだからね?!」

「それはお前だ!
この超絶鈍感娘!!」


「だから、あんたの娘じゃないわよ!」

「そっちの意味じゃねぇわ!」

「瀬田……。
思った以上に手ごわそうだな。頑張れ……!」

何故かぐっと拳を握った高橋君は、チャイムが聞こえて席に戻っていった。
隣ではぐったりと疲れたように机に突っ伏す瀬田。

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