鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語

腕を組んで、う~ん、と目をつむって唸る瀬田。
懸命に出し物を考えているようだ。
さっきまで、全然会議に興味なさそうだったのに。
変なの。

「お化け屋敷。これだ」

目をつむっていた瀬田が、目を開けて言った。

「おお、いいな、それ!」

「準備も楽しそう!」

「間に合うか?
2週間だぞ?」

「ほかのよりいいだろ」
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