鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語

「え~、じゃあさ、立花ちゃんと中川ちゃんと言う美女二人をいかす場面は?」

高橋君は、まだあたしと中川さんを押し出そうとしているらしい。

「受付とか、宣伝とか、そんなんでいいだろ」

そんくらいなら、させられる。
そんなことを言いながら、気だるそうに瀬田はこっちを見た。

「さっきから、なんなの?」

「だから、うるさい」
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