鈍感ちゃんと意地悪くんの初恋物語
「美空だって料理上手じゃない。
こないだのクッキー、とっても美味しかったよ」
すぐに意地悪を言いたがる瀬田とは違う。
ありさの優しい微笑みに、あたしも笑顔になった。
「ありさは、どっかの誰かさんと大違いで優しいねぇ。
今度お弁当のつくり方、教えてね!」
「うん、一緒に作ろっ!
美空なら、私より上手に作れると思うっ!」
ジト目にはジト目返しだ。
ほらどう! ありさはこう言ってくれてるし!
と、瀬田を見たところで、何も気にしてないように、ガサガサと購買の袋を漁っていた。
こないだのクッキー、とっても美味しかったよ」
すぐに意地悪を言いたがる瀬田とは違う。
ありさの優しい微笑みに、あたしも笑顔になった。
「ありさは、どっかの誰かさんと大違いで優しいねぇ。
今度お弁当のつくり方、教えてね!」
「うん、一緒に作ろっ!
美空なら、私より上手に作れると思うっ!」
ジト目にはジト目返しだ。
ほらどう! ありさはこう言ってくれてるし!
と、瀬田を見たところで、何も気にしてないように、ガサガサと購買の袋を漁っていた。