格差恋愛
「おまえの初恋とか知らねえけど、何で俺なわけ??サッカー部の奴とかスポーツ科の奴連れてけよ。相手もそういう奴がお望みなんじゃねえの?」
「スポーツ科の奴だけじゃ何か不安なんだよ。あいつら野蛮だし、相手はお嬢様だぜ??そんな奴らばっかいたら暑苦しいッっつうか、だから冷静で物静かな碧維で中和したいっつうか…まあ、後はやっぱせっかくだし一番仲のいいだちを利華に会わせたいってのもあるかな。頼むよ碧維!!ただとは言わない!!お礼金としていくらでもやるからよ!!この前契約金の一部振り込まれたし」
そんな言葉にため息をつく
「しょうがねえな、、、わかったよ。でも金なんて要らねえよ。そんな金で人を動かすような奴になるなよお前は。しかもお前の努力で勝ち取ったものをこんなくだらないことで使うなよ」
そう言うと慎一は俺に抱きつき喚いた
「碧維!!やっぱお前は一番の友だよ!!ありがとな!!!!でも、利華だけは狙わないでくれよ??」
「狙わねえよ。だから俺そういうやつら苦手だから」
そんな俺の言葉に腕を組み考え込む慎一
「いや、利華が碧維に惚れる可能性もあるか、、碧維ってほら、身長183㎝、小さな顔にふわっと柔らかい栗色の髪の毛、肌もきれいだし鼻も高い。見た目完璧じゃん!!」
「なんだよその少女漫画みたいな説明。大丈夫だよ。お嬢様はこんな貧乏に見向きもしないよ。」