格差恋愛
「じゃあさっそく自己紹介からしようぜ~!!幹事の慎一から!!」
そう男の子の一人が言いだした
「さっきも自己紹介したけど、俺の名前は中谷真一です!!永徳学園のスポーツ科で卒業後は海外のサッカーチームに所属する予定!!慎一でもなんでも好きなように呼んで!!まあ利華には小さいころ慎ちゃんって呼ばれてたけどな??」
そう利華の頭に手を乗せ、利華の顔を覗き込む
利華はそんな慎一君の手を払いのる
「ちょ、やめてよ!!気安く触んないでもらえます??」
そんな利華の顔は何故か赤かった
そしてあと二人の自己紹介が終わって、
「じゃあ、次は女の子!!」
と、一人の男の子が仕切る
そんな言葉に思わず口を開いてしまった
「あ、あの…そちらにいる方は…えっと、まって、見えてるの私だけじゃないですよね??」
はじに座って本を読んでる男の子
まだ自己紹介してないけど、、、
もしかして私にしか見えてない??
私幽霊というものに今遭遇してるのかしら??
恐る恐るみんなの顔を見るとクスッとすずかが笑う
「大丈夫、私にも見えてるわよ??安心して、幽霊じゃないから。そこの人、自己紹介まだよね??」
すずかは私の頭をそっと撫でる