格差恋愛
次の日、学校に行くといつも通りすずかと利華が私の席に集まってきた
「おはよう陽菜!!何だか今日疲れてます??」
そう利華が心配そうに尋ねてきた
「やっぱり昨日のお食事会が原因かしら??」
すずかも心配そうに私を見る
「ううん!!大丈夫だよ!!昨日は楽しかったわ。」
そう笑顔で返事をする
きっと昨日あまり眠れなかったからだ
お食事会が原因っていうところも間違っていない
でも楽しかったっていうのも本当
「昨日はごめんねみんな。まさかあんな狭い部屋だとは思わまかったわ。」
そう申し訳なさそうな利華
「あれはあれでいい経験になったわ。まあ、恋愛感情は当然生まれないけれども」
そうすずかは顎に指を当てて話す
「利華のお友達の慎一君、とてもいい人ね。利華は慎一君のことが好きなのかしら??」
何気なく利華に尋ねると利華は思い切り首を横に振った
「そ、それは絶対ないわよ!!あんな野蛮な男誰が好きになるもんですか!!」
そう顔を赤らめる利華
「利華、慎一君と話してるとき顔が赤かったから。好きな人の前に行くと顔が赤くなるって聞いたことがあるわ」
そう言うとすずかはにやにやしながら利華を眺める