格差恋愛
午前中の授業も終わり、いつも通り学食でランチを食べていると利華が思い出したように話し出した
「お二人とも、今週の日曜日時間あります??」
「私は特に予定もないので大丈夫よ?」
と、すずか
「私も午後からなら大丈夫よ」
私も答えると
ニヤッと笑う利華
「日曜日、お食事会を開催しようと思うの。」
「相手はどんな方なの??利華のお知り合いかしら??」
「相手は、、、外の人のような方なんだけど、、まあちょっとした知り合いなの」
ちょっと気まずそうな顔をする利華
そんな言葉にすずかは眉を潜める
「でもそれってちょっと危険じゃない??大丈夫かしら」
「永徳学園のスポーツ科って知ってる??」
「あぁ、スポーツ界のエリートが通ってるっていう??」
「そう!!そこの人たちなんだけど、今は一般家庭の人たちが多いみたいだけど将来有望な人たちが多いわ。将来、私たち側に来る可能性も十分ある人たちよ?
今までいろんな人たちとお食事会をやってきたけど外の人とはやっていないじゃない??いい機会じゃない??」
そんな利華の言葉に納得し、頷くすずか
「たまにはそういうのもいいかも。ま、何かあったらボタン一押しで執事も呼べるし。いっか!!陽菜は??どう??」
そう私の顔を覗き込むすずかと利華
私は二人の顔を見て頷く
「うん!!私は全然大丈夫!みんなが一緒なら何でも。今度はもっとお話しできるように頑張ってみる」