RPG伝説
『ノア、勇者の村で、ナンカ習ったりしなかったノ?』

「うーん……どーだったかな?」


……確か、何か巻物みたいのが、あったはず


「覚えてないけど…ここから近いから行ってみる?」

「え、どこに?」


ユーリは分かったようだけど、ソラは分かってないみたい
ソラは鈍いみたい…ま、ユーリも鈍いけど


「勇者村」

「!え…!?いいの…!?」

「うん、誰もいないけど。確か長老の家は残ってたはず」


おーちゃんがシールドをはったから、勇者村滅亡の後は、まだ誰も入ってないだろう


「あ、でも…私達は入れないや……ユーリ、おーちゃんがシールドはってて私達入れないから、ちょっと取ってきて」


精霊がはったシールドの中には精霊しかはいることができない


『イイけど、どんなノ?』

「多分巻物…勇者村には長老の家だけしか残ってないから、長老の家にある巻物全部持ってきて」

『分かっタ、待ってテ!』


ユーリはふわりと浮いて勇者村の方角へ飛んで行った




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