RPG伝説
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「ユーリ…来ちゃダメ……」
『…ノア…アタシはノアの為に生きテルの…ノアの為なら死んでもイイ』
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「ユーリの羽は私が神精林に初めて足を踏み入れたとき…燃え尽きた」
神精林は拒む者…つまり精霊以外の種族が森に入ったときに誰にも消せない炎を燃やし精霊を守る
その炎は神炎と呼ばれている
「……神炎に囲まれた私を助けるときにユーリは羽を無くしてしまったの」
あのときのことは絶対に忘れない
痛みを耐えながら無理矢理つくった笑顔を私に見せ……隠れて泣いたユーリには一生謝っても謝りきれない
「出会って間も無い私を神炎から救ってくれた…ユーリは……と優しいんだよ」
だから……
「だから、ユーリを苦手なんて言わないで……ユーリは…ユーリは…」
私、何を言ってるんだろう
きっとちゃんとした言葉で伝えられてない
文脈もぐちゃぐちゃだし、詳しく話も出来てない…
きちんと伝えたいことなのにかんじんなときばっかり冷静になれない
「ゴメンね、ノアちゃん!僕ちゃんとユーリちゃんと全然話もしてないのに苦手なんて言っちゃって…」
「え…?」
「ユーリちゃんがノアちゃんに優しいのはノアちゃんがユーリちゃんに今まで優しくしてきたからなんだよね!…僕、ユーリちゃんとも仲良くなれるように頑張るよ!」
ふんっと鼻息を荒くして意気込むソラに私はとても驚いた
てっきり、伝わってないかと…
「……ユーリと仲良くなるのもいいけど、魔王退治も頑張ってよね」
「はうっ!」
ユーリは優しいから好き
おーちゃんは頼もしいから好き
ソラは…ソラは明るいところが好き
…魔王退治…か…
「ユーリ…来ちゃダメ……」
『…ノア…アタシはノアの為に生きテルの…ノアの為なら死んでもイイ』
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「ユーリの羽は私が神精林に初めて足を踏み入れたとき…燃え尽きた」
神精林は拒む者…つまり精霊以外の種族が森に入ったときに誰にも消せない炎を燃やし精霊を守る
その炎は神炎と呼ばれている
「……神炎に囲まれた私を助けるときにユーリは羽を無くしてしまったの」
あのときのことは絶対に忘れない
痛みを耐えながら無理矢理つくった笑顔を私に見せ……隠れて泣いたユーリには一生謝っても謝りきれない
「出会って間も無い私を神炎から救ってくれた…ユーリは……と優しいんだよ」
だから……
「だから、ユーリを苦手なんて言わないで……ユーリは…ユーリは…」
私、何を言ってるんだろう
きっとちゃんとした言葉で伝えられてない
文脈もぐちゃぐちゃだし、詳しく話も出来てない…
きちんと伝えたいことなのにかんじんなときばっかり冷静になれない
「ゴメンね、ノアちゃん!僕ちゃんとユーリちゃんと全然話もしてないのに苦手なんて言っちゃって…」
「え…?」
「ユーリちゃんがノアちゃんに優しいのはノアちゃんがユーリちゃんに今まで優しくしてきたからなんだよね!…僕、ユーリちゃんとも仲良くなれるように頑張るよ!」
ふんっと鼻息を荒くして意気込むソラに私はとても驚いた
てっきり、伝わってないかと…
「……ユーリと仲良くなるのもいいけど、魔王退治も頑張ってよね」
「はうっ!」
ユーリは優しいから好き
おーちゃんは頼もしいから好き
ソラは…ソラは明るいところが好き
…魔王退治…か…