思い出の物語
初めまして
ここは、2年2組の教室。始業式の日だからか、みんな少し騒がしい。
「今日から、2年2組の担任になった田代
貴司です。じゃあ、まずは全員自己紹介
を…」
まずは、このクラスの担任。田代貴司。歳の割に、少し頭が寂しいな…。
「はい!2年2組、出席番号1番蒼優緋です。
趣味は、読書とサッカーです。
宜しくお願いします。」
次に、この2年2組のクラスメート。
蒼優緋は、1年最初の学力テストこそ、トップ3と成績が良かったが、勉強をしない、先生の話を聞かない…と成績は下がりつつある……
「さて、早速だけど、班をつくります。
最初の班は、先生が決めてきました。」
先生が言うと、収まっていた騒々しさが元に戻った。
「まずは、1班。蒼優緋、後藤侑磨、
野中綾汰、堀孝志、若林裕梨。
2班は……」
ようやく、全部の班を発表しおわると、新たにざわめきが起こった。
「叶~!良かったな!
また、‥‥と同じクラスになれて!!」
「ちょっと、未來!声がおっきいよ。」
(初っ端から、うざい奴ら…。好きな人かな、誰のことやろう?)優緋は、考えていた。でも、すぐ何となくだけど、予想がついた。なぜなら、こんな会話が聞こえたからだ。
「侑磨、どんまい、かわいそうやなw
また、叶と未來と一緒やんw」
「綾汰…かわいそうとか
絶対思ってないやろ?w」
…優緋は、早くも叶に苦手意識をもっていた。それ以前から部活で知っていた、未來さえも苦手だった。
(うるさいな…早く、帰りた……)
「早く、帰りたいな」
(あれ??誰?私は、声に出してないのに)
「侑磨、さすがに早すぎw」
綾汰が侑磨に言っているのが聞こえた。どうやら、さっきの呟きは侑磨だったようだ。
「一応、班の中で自己紹介しといて。」
先生が、言った。なんて投げやりな先生。
「じゃあまず、俺から、言って良い?」
「あー、勝手にしろw」
「うわ、侑磨ひどww
ま、良いや。俺から自己紹介するな」
綾汰が自己紹介をした。
「出席番号21番、野中綾汰。
趣味は、侑磨にちょっかいだすことww
はい、次、侑磨なw」
「俺かよw」
どんどん、話は勝手に進んでいく。
「後藤侑磨。趣味は読書です。」
「堀孝志です。趣味は特にないです!」
「蒼優緋。趣味、読書・サッカー。」
「若林裕梨です。趣味は、読書です。」
まさかの班員5人中、3人が読書家だった。
授業、学活も終わり、放課後。
「あの…、蒼さん、だっけ?」
「ん…、あぁ、侑磨君。」
優緋に、話しかけたのは侑磨だ。その横には、綾汰もいる。
「俺のこと、わかる?」
…急にそんなん聞かれても……ね?w
「え……?」
案の定、優緋は困っている。それに伴い、侑磨までもが戸惑っている。
それを、見かねて綾汰が話し始めた
「1年の時さ……」
次回、「過去の失態」
「今日から、2年2組の担任になった田代
貴司です。じゃあ、まずは全員自己紹介
を…」
まずは、このクラスの担任。田代貴司。歳の割に、少し頭が寂しいな…。
「はい!2年2組、出席番号1番蒼優緋です。
趣味は、読書とサッカーです。
宜しくお願いします。」
次に、この2年2組のクラスメート。
蒼優緋は、1年最初の学力テストこそ、トップ3と成績が良かったが、勉強をしない、先生の話を聞かない…と成績は下がりつつある……
「さて、早速だけど、班をつくります。
最初の班は、先生が決めてきました。」
先生が言うと、収まっていた騒々しさが元に戻った。
「まずは、1班。蒼優緋、後藤侑磨、
野中綾汰、堀孝志、若林裕梨。
2班は……」
ようやく、全部の班を発表しおわると、新たにざわめきが起こった。
「叶~!良かったな!
また、‥‥と同じクラスになれて!!」
「ちょっと、未來!声がおっきいよ。」
(初っ端から、うざい奴ら…。好きな人かな、誰のことやろう?)優緋は、考えていた。でも、すぐ何となくだけど、予想がついた。なぜなら、こんな会話が聞こえたからだ。
「侑磨、どんまい、かわいそうやなw
また、叶と未來と一緒やんw」
「綾汰…かわいそうとか
絶対思ってないやろ?w」
…優緋は、早くも叶に苦手意識をもっていた。それ以前から部活で知っていた、未來さえも苦手だった。
(うるさいな…早く、帰りた……)
「早く、帰りたいな」
(あれ??誰?私は、声に出してないのに)
「侑磨、さすがに早すぎw」
綾汰が侑磨に言っているのが聞こえた。どうやら、さっきの呟きは侑磨だったようだ。
「一応、班の中で自己紹介しといて。」
先生が、言った。なんて投げやりな先生。
「じゃあまず、俺から、言って良い?」
「あー、勝手にしろw」
「うわ、侑磨ひどww
ま、良いや。俺から自己紹介するな」
綾汰が自己紹介をした。
「出席番号21番、野中綾汰。
趣味は、侑磨にちょっかいだすことww
はい、次、侑磨なw」
「俺かよw」
どんどん、話は勝手に進んでいく。
「後藤侑磨。趣味は読書です。」
「堀孝志です。趣味は特にないです!」
「蒼優緋。趣味、読書・サッカー。」
「若林裕梨です。趣味は、読書です。」
まさかの班員5人中、3人が読書家だった。
授業、学活も終わり、放課後。
「あの…、蒼さん、だっけ?」
「ん…、あぁ、侑磨君。」
優緋に、話しかけたのは侑磨だ。その横には、綾汰もいる。
「俺のこと、わかる?」
…急にそんなん聞かれても……ね?w
「え……?」
案の定、優緋は困っている。それに伴い、侑磨までもが戸惑っている。
それを、見かねて綾汰が話し始めた
「1年の時さ……」
次回、「過去の失態」