全ての愛を贈る
第10章


「さむ……」

はやくも12月


ボーッとイルミネーションの中を歩く


「ん……?」


ケータイが震える


「もしもし、オミ?」

『あ、光希
明日暇でしょ』

暇でしょって……失礼な
まぁ、暇だけど


「うん」

『家行ってもいい?』

「お!まじで?わかった~!」


いぇーい!オミ来てくれたら暇じゃないなぁ〜


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