全ての愛を贈る


家の中から足音

ガチャッと玄関が開く


「……光希、いらっしゃい」


大好きな笑顔


「ケーキ!見てみて!」


もう私はこの手作りケーキを見て欲しくてたまらない


「ははっ急がないで
とりあえず、中入りなよ」


テーブルの前の水玉のクッション
ここが私の定位置


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