鬼系上司は甘えたがり。
 
「好きですよ、主任」


幸せそうな顔で穏やかな寝息を立てる主任の黒髪に一つキスを落とし、そっと目を閉じる。

二年半分の想いを今夜もこれでもかと教え込まれた体は、すぐに私に意識を手放させるには申し分ないほど甘く疲れていて、愛おしさから主任の頭をぎゅーっと胸に抱き寄せると、私はそのまま深い眠りに墜ちていったのだった。

私はどうやら、ドSでツンデレで、でもきっと誰よりもピュアで一途で可愛いこの人のことが、自分で思っていたより、ずっとずっと。










--好きみたい。
 
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