歪んだ愛情【更新中】
第5章 罰
もう何日経っただろう。
夏休みが始まって、
気温も上がり東京は暑い日々が続いている。
美海がいるこの場所は涼しくて
過ごしやすい毎日が送れる。
「ご飯食べる?」
「あたしは後で食べる。先食べてきて」
食欲はこれっぽちも起きない。
睡眠もろくにとっていない。
頭の中でいつも考え事をしている。
果南は
浅見は
マナは
今何をしているんだろう。
きっと心配している。
むしろもう呆れられて
気にもしていないかもしれない。
美海はそんな事を考えながら外を眺めた。
寂しい日々。
でも自分で望んだ日々だ。
これが自分に出来る事。
これしか大好きな千歳を守る方法がなかった。