歪んだ愛情【更新中】
美海の食べる姿を見つめながら信吾は思い出すように立ち上がった。
「そうだ!美海!今日は出掛けよう!久しぶりにデートしない?」
「そうだね。いいよ!行こう」
美海が笑顔を浮かべると
信吾は嬉しそうにベッドを転がった。
信吾はここに来て2人きりになっても
決して美海を抱かなかった。
一緒に寝ても触れてこない。
美海は逆にそれが怖かった。
白いワンピースを取り出し、
信吾はベッドに置いた。
「美海、これ着てよ!」
「なんかいかにも軽井沢って感じ」
「いいじゃん!避暑地、避暑地」
「なんか日本語変じゃない?」
最近はまともな会話が出来る。
普通に信吾と会話が出来るようになった。
美海にとっては
立派な進歩だった。