歪んだ愛情【更新中】
「その女潰そう!」
次の日、昨日の話を聞いた果南が怒りをぶちまけた。
「てか信吾も信吾だよ。もう何回目だっつーの。別れろ!まじで!」
「でも今までの信ちゃんよりマシだよね。そのまま浮気に走らなかったし」
「マナもそう思う。少しは改心したか?果南に何回も怒られてるしね。次は殺す!まで言われてるしね。」
「あたしも今回はマシだと思って許しちゃった。甘いのかな?」
ガムシロをアイスティーに溶かしながら頭を抱えた。
アイスティーの横で震える携帯を手に取りメールを打つ。
-俺も友達と遊んでるよ。美海はバイトしてないの?-
止まることのないメールのやり取り。
昨日も明け方の4時までメールをして、今日の待ち合わせに遅刻した。
いつも時間通りに来る浅見とマナが怒っていた。
「メール信ちゃんから?」
頬杖をついて問い掛ける浅見に適当に相づちを打つ。