歪んだ愛情【更新中】
「美海ー。起きて。美海!遅れるよ!」
眠い目をこすりながら
マナに起こされて美海は目を覚ました。
携帯に手を掛け、
朝のメールチェックをした。
まだ目を覚まさない果南を浅見が体を揺すって起こしている。
「あんた達朝ご飯食べていくでしょ?」
「食べる」
4人で声を揃えて返事をした。
美海の母親が階段を下りていく。
その音に合わせて果南が体を起こした。
朝ご飯を食べながら、
3人は美海を見て笑っていた。
緊張しすぎて、
まともにご飯を口に運べていない。
成人したにも関わらず、
母親に汚い!
と怒られている。
ご飯を食べている間に
何回溜め息をついたか分からない。
話していても
目がずっと泳いでいた。